2007年04月09日

3月に読んでいた本

3月は去る・・・の名の通りあっという間に終わったのですが、通勤時間が少し増えたこともあって、本も何冊かは読んでました。

空の中(有川浩)

「図書館」シリーズで人気の出ている作者のデビュー2作目です。前作読んだのは巨大ザリガニでしたが、今回は「楕円」が出てきます。人類以外の知的生命(?)体との接近遭遇ものでした。気が強くてでも脆いところが多々あるっていう女性が出てきて、この作者の典型的ヒロイン像だなあ、と思いながら読んでました。分厚い本でしたが登場人物が魅力的であっという間に読むことが出来ました。おじいさんが魅力的で、年を取った人にしか出せない雰囲気や知恵があるのだなあと、こんな風になりたいものだと思いながら読んでおりました。

どこにでもある場所とどこにもいない私(村上龍)
「私は甘えているのでしょうか」が面白かったので、村上龍の本を読んでみたくなり手に取った本。短編集です。留学のPR誌に書かれた?とかで、日本から出て行く人たちが主人公になって書かれています。とてもうまい小説だと思うのですが、感情移入が出来ませんでした。かといって考えることも余りなく・・・(^^;)。私には氏の小説は合わないのかもしれません。


希望の国のエクソダス(村上龍)

と言いながらまた読んでみました、村上龍氏。現代の中学校の荒廃を救うためには?という趣旨で書かれた本らしいです。村上龍の用意した答えは「全員が登校拒否をすること」と言うようなことだったと思うのですが・・・。
最初に出てくる少年の生き方はとても魅力的だったのでした。正直間に挟まれる経済の話は詳細を理解しようとするとかなり難しいと思うのですが、日本という国の抱えている問題、閉塞感、それをどうしたいのか、どうするのかという大きなテーマを提示されたような気がします。ただ最後、ええーっと、それは一体どういう結論?という感じもありますがそこは自分達で考えてクリアにしていかなければならないところなんでしょうねえ・・・。
 
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posted by あーる at 23:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月09日

2007年2月に読んでいた本

子どものことも出てこないですし、私が読んだ本の感想を読んでもきっと面白くはないと思うのですけど(- -;)・・・。
まあ、備忘録代わりに使っているブログなので、読んでくださってる方は我慢してください。

わたしって共依存? (河野 貴代美 著)

共依存ってなに?と思って手にとって見ました。
私が得た認識では、「XX依存症」(アルコール依存、薬物依存など?DVも一種の依存ですよね・・・)と言う状態の人を、支える、尽くす、という行為を行うことにより自分の肯定感を強め、その人たちを支えると言う状態に「依存」していることを言うみたいです。
その「共依存」状態の人たちは、XX依存が治療されると困る(^^;)わけですから、そういう人がそばにいると治らないという現状もあるみたいです。
ニートも共依存状態の母親が作り上げている例もあるなんていうことも書いてました。

へえ、って思ったのは割と沢山の人が「私は共依存かもしれない」と思っているということ。
ですが、全く依存せずに生きていける人がいるわけでなく、何らかの形で互いに依存しているわけなので、それと、病気の症状としての「共依存症」を一緒にすることはしないほうが良いというのが
主張だったように思います。

こういう症状は昔は名前がついていなかったらしいです。
最近は状態に名前をつけて安心しちゃう、みたいなところがありますね、確かに。なんとなく読んでて安心した一冊です。

サウス・バウンド (奥田英朗 著)

奥田英朗さんの長編。第一部と第二部に分かれてます。
主人公は12歳の、友達と遊ぶのを生きがいにしているふつーの男の子です。
お父さんが強烈。左翼運動の闘士としてかつて名を馳せたという人ですが、今はライターと称して細々と暮らしています。
第一部は東京での主人公の生活を書いていて、そこではお父さんは社会に馴染めない厄介者扱いなんですよね。学校に頻繁に来て、子どもの修学旅行費用が高額なのは何かリベートを受けているからじゃないかとねじ込んだり、公安にマークされるような人を家に泊めて息子に厄介なことをやらせたり。
うーん、こんなお父さんがいたら大変だろうなあ。
体制に組み込まれたくないから年金は払いません。
「将来金がなくなっても生活保護を受け取ることはしない。」
みたいに言うと、市役所の人に「死んだら埋葬する必要があるんだけど、埋葬費用は税金から出さなきゃならないのよ」なんて言われてます。
でも、給食費はちゃんと払ってたみたいですけど(笑)。
第二部は事情があって、西表島で暮らしている姿を描いています。
西表では基本的に全部自給自足。すると、東京でだらだらしていたお父さんがうそのように生き生きと働いているんです。それを見てお父さんを見直す子ども達。
それらのことを経験して、いろいろ子供たちが考えるんですよね。
社会で生きていくと言うこと、自分の生き方を考えると言うこと。
西表の生活が魅力的で良いなあと思いました。
お父さんからのメッセージは、やっぱり「自分で考えて自分で実行しろ」ってことなんでしょうね。
説教はしないけれども生き方でそれを見せてくれてる。正直第一部のお父さんは「えー」って感じでしたが第二部のお父さんは素敵でした。

安政五年の大脱走 (五十嵐 貴久 著)

安政?っていつなの?聞いたことあるけど。と思いながら手に取った本。
井伊家の人が出てきます。
井伊?って誰(おい)。井伊直弼という名前は聞いた覚えがあるわあ、と思ったのですが、日本全国の地図を作った人と勘違いしてました(それは伊能忠敬やん。)

ちなみに「安政」で有名なのは「安政の大獄」でした。(大老であった井伊直弼が攘夷派の人間を投獄して殺してしまったという事件)。
井伊直弼ってなんとなく悪い人のイメージがあったのですが、「桜田門外の変」で暗殺されてるからでしょうかね?暗殺されるくらい悪い人?みたいなイメージ・・・?

・・・とかいう史実が全然判ってなかった私が読んでも十分楽しめる小説です。

名前の通り「脱走」するために一生懸命頑張る男の人たちのお話。
藩の人間が何十名も閉じ込められていて、家老から下働きの男の人まで様々な人間が入っています。
私が好きなのは、家老に呼び出されておどおどしていた下級武士が、自分の得意分野を使っての脱走方法(でもとっても辛くて大変)なことを依頼されて、文句一つ言わず、むしろ「それが出来るのは自分だけ」のような誇りを持って脱走するために頑張る、っていうところです。
自分の仕事に矜持のある人って言うのは魅力的ですね〜♪

脱走方法は正直「駄目なんじゃん?」とも思いましたが(笑)そこはそれ、フィクションとしてとても面白く読めました。読後感がとても良くて好きです〜。

わたしは甘えているのでしょうか?27歳・OL (村上 龍 著)
作家の村上龍が、普遍的な悩みに真剣に応える、という趣旨で書かれたQ&A文章。u-koちゃんから借りました。

・フリーターのままだと親がうるさい
とか
・彼Aと彼Bとどちらと結婚したほうがいいでしょう
とか
そういう悩みに応えてます。
結構手厳しいようにも思えますが、「あんた、あほちゃうか」と切り捨てたくなるような質問にもちゃんと考えて答えてくれています。
「すべての男は消耗品である」を読んで以来、村上龍氏は苦手だったのですが、この本を読んで考えが変わりました。

あとは、銀の言いまつがい(糸井重里)とかも読んでおりました〜。なんでいい間違いを並べているだけなのにこんなに面白いんでしょうかね(笑)

本屋に余り行かないので、何がお勧めなのかもよく判っていない状態です〜。お気に入りの書評サイトも3ヶ月更新がないし。なので相変わらず本のチョイスは「なんか読んでみたい」って言うだけのテキトー状態です(笑)




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2007年02月16日

1月に読んでた本

この前「2006年に読んでた本で一番面白かったのは何?」と聴かれましたが、答えられませんでした。面白かった本はいくつか上がるのですが、それが2006年だか2005年だか全然思い出せなく・・・。
このブログも、結局私の備忘録の意味合いが大きいので(^^;)読んでた本の感想を書いておきます・・・。

1.おめでとう(川上弘美著)
u-koちゃんの蔵書から。この人の本は初読みでした。短編が12本入っています。登場人物はどの話も二人だけ。
文章がすごく上手で、ほのぼのした感じ、緊張感のある感じ、どれもすっと物語の中に入り込めます。不倫の話なんかもあって、そうすると、二人の関係の向こう側に相手の姿も見えたりします。が、ここではそういうことはきっぱり切り捨てられて、あくまでも相手と対峙した時の自分の心が丁寧につづられてます。
どれもこれもがちょっと悲しくてちょっと優しい気持ちにしてくれる話ばかりでした。

2.県庁の星(桂望実著)
織田裕二が主演で映画化もされた作品です。
県庁のエリート公務員が二流スーパーに派遣されるのですが、そこの指導員がパートのおばちゃん。最初は「やってらんない」っていう態度だったのですが、おばちゃんの働き振りとか、そこの店員さん達とのかかわりとかで、主人公が少しずつ変わっていくという筋だて。
逆にやる気のなかった店員さんたちも、まじめに対応する「県庁さん」に触発されて、変わっていくんですよね。
映画では、「若いパート」になってて、柴崎コウがやってたんだけど、なんでかなー。絶対この話は「おばちゃん」のほうがいいと思います。渡辺えり子が適役です。
読みやすい文章ですが、なぜ主人公が変わって行ったのかイマイチ説明不足の感もあり・・・。でも面白いお話でした。


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2007年01月09日

正月ボケです。

長々と仕事を休みました。こんなに長く休んだのは久しぶりです。果たして無事職場復帰できるのでしょうか。かなり心配です(^^;)・・・。

一応は大掃除などや鏡餅の飾りつけなどもやったのですが、懐かしい友達にあったり、ごっちたちを遊びに連れて行ったり、ふらふら外を出歩いてることのほうが多かったです。帰省するたびに実家の回りがどんどん変わってて、びっくりするばかり。巨大ショッピングセンターが出来たアオリで母の冷蔵庫代わりだった店が閉店したとかで、母は「行くとこないねん・・・」と嘆いていました。

夜はだらだらと実家においてあった漫画を読みふけってました。なんというお気楽生活。面白かったものをいくつか・・・。


パリで仏人と結婚した漫画家さんの生活を書いてます。2巻で赤ちゃんが生まれるのですが、その描写が面白可愛すぎて笑えました。書いた人の間抜けっぷりにも癒されました(笑)

大まかに生まれた女(井上さきこ)
DOS/V Magazineに連載されていた物などが入っているらしいですが、何ゆえ???PCのことなど一切出てこなかったような気がするのですが・・・。
タイトルだけでも笑けましたが(これ、関西弁?)、中身も日常の些細なことがなぜこの人にかかるとこんなにおもろいの・・・。



夫がうつ病になった漫画家さんの体験記。とても判りやすく、へえ〜、そうなんだ〜と感心しながら読みました。絵がとても可愛くてそこも良かったです。夫への愛情も一杯こめられてて優れた漫画エッセイだと思いました。



つーさんの弟が持っていたもの。
これはアニメが好きで、結構見ていた気がします。当時はセイラさんが好きだったなあ。
前プロジェクトで一緒に仕事をした人がとてもガンダムが好きで、MS-09が何とかとか意味のわからないチャットをされた記憶があります。なんでも彼の大学の機械科の半数の生徒は自己紹介で専攻の動機を「ガンダム(もしくはザク)を作りたい」と語ったとか・・・。ああ、でも私の専攻も、大学の「夏の学校」で富野由悠季さんをお呼びして講演してもらったりしてたっけ。ガンダムみて専攻きめたって言う人多かったなあ。
そんな「ガンダム」を漫画化したもの。アニメのキャラクターデザインをした方が漫画にしているので全く違和感なく読めます。とっても面白い。壮大な歴史物なんですねえ、こうして読んでみると。ジオン軍には全く興味がなかったのですが、ザビ家の兄弟の中での確執など丁寧に書かれていたり。シャアがキャスバルからどうしてシャアになったのかの物語が(アニメにはないですが)かかれていたりして面白かったです。12巻まで読んできましたがまだ話半分です。何巻になるのやら・・・。

そんな感じで私がだらだらっと正月を過ごしている間に、事件が・・・。

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2006年12月24日

2006年12月に読んでいた本


今月読んでた本をなんとなく書き記す・・・。

1.魔女の1ダース(米原万理著)
魔女の世界では1ダースと言えば13という数字、ということで、ところ変われば品変わる、というか、自国の常識は他国の非常識、そのような世界の処世術?など、すごく深く広い知識で語ってくれてます。
時に辛辣だったりする部分が飛び出して、それもなかなか眼が覚めるような視点なので、読んでてはっとすることがしばしば。そして、やっぱり大切なのって、自分は他者とは違うんだと言うことを認識し、他者の視点で想像するってことなのね〜。と思った一冊でした。お薦め。

2.1985年のプレイボール(五十嵐貴久)
主人公と大体同世代、なので、わかる気がする部分が多々あったのです。
私が高校のころ、今の学生は「三無主義」(無気力、無関心、無責任)と言われていて、確かに、何かに熱中したり、熱くなったりっていうのはかっこ悪いってされていた時代だったような気がします。
私自身がどうだったか、今となっては覚えてないのですが、この主人公が言っている、「何かに熱中して、一生懸命になってもその結果が大したことなかったと判るのが怖い」という気持ちはものすっごく判るような気がしました。主人公たちは、だからこそ、「別に本気じゃないし」という建前で行動してしまうし、それが「三無」に見えてしまうのでしょうね。
ストーリーは、三多摩地区一弱い高校の野球部に転入してきた男の子によってこの野球部が変わっていく、という内容でして、もう、途中で「ええ加減にせーや」と言うくらいに言い訳を連発していた主人公が変わっていくさまがなかなか爽快です。

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2006年12月05日

先週読んだ本

電動自転車を愛用しています。近所は坂が多いしこぎ出しが安定しているので、子供を乗せて走るにはとても威力を発揮します。
ただ、もうさすがに二人は乗せて走れないので、ごっちには自分で走ってもらい、ぷぷただけ自転車の後ろに乗せて登園してるのです。(ごっちは自転車の前を邪魔をしながら走るので、今朝ついにごっちを自転車でひいてしまった。)

そんな我が家を見て書いたのではないのかと笑ってしまったのが「夏の力道山」(夏石鈴子著)
ここに出てくるのは5歳と3歳の子を持ち、編集者として働く五十嵐豊子という女性です。この豊子さん、朝子供を送っていくのにやっぱり5歳の子には走ってもらってるのです。5歳の子がひがまないようにと、5歳の子の方に一生懸命声をかけながら。
そんな風に思わず「そうそうそうなのよ!」と頷くようなエピソードが一杯ちりばめられながら、この豊子さんの一日が描かれています。
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posted by あーる at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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