2011年10月17日

2011年9月に読んでいた本

9月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4043ページ
ナイス数:235ナイス

空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫)
長男拓郎君、北陸ロジスティクスの相沢さん、はるな銀行の進藤さん、児玉通運の社長、そして赤松運送の社員、ほかにもたくさん、主人公を取り巻く皆の気持ちと思いが赤松を勇気付け、また赤松の行動が周りに伝わっていく、そのキャッチボールが気持ち良かった。ホープ自動車の杉本さんの気持ちが凄く良い。この会社が好きだから入った、立ち直れると思ってる・・・そんな気持ちが最後の最後で決め手になったんだなあ。悪とか善とかでなく、結局自分にとっての一番が何かという違いが明確に書かれた本ではないかと思った。大オススメ!
読了日:09月28日 著者:池井戸 潤
空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)
「下町ロケット」に引き続き池井戸作品二作目です。読み進むスピードが全くとまらない。門田君と社長のやり取りでぐっと摑まれ、銀行とホープ自動車の理不尽かつ悪どい対応に憤り、はるな銀行、児玉運送など差し伸べる手の暖かさに涙し。息子の学校での問題もあり、これでもか、これでもか、と主人公が大変な目にあって行きます。どこかであきらめてもおかしくない状況なのに「人として譲れない」一点のために気力を振り絞って立ち向かう姿勢がすばらしい!しびれました。いっき読み間違いなし、下巻も一緒に購入しなかった自分を恨みました・・・。
読了日:09月27日 著者:池井戸 潤
木暮荘物語木暮荘物語
古いアパートに住んだり通りすがりだったりする人々の連作短編集。皆、必ず誰かと関わっていて、必ず自分を見てる人がいるんだということ、をいろんな角度で描き出している。そこにひとつ”性”というテーマを通したので、より人間臭みが増していて、良く考えたらありえないだろう!な話も妙にリアルで納得させられる話になっているから凄いなあ・・・。どの話も好きだけど、ラストが印象深い。世界を隔絶してしまったニジコさんだけど、並木みたいな男の人だったら受け入れられるかも。温かい希望を持って読み終えられるとてもよい短編集だった。
読了日:09月27日 著者:三浦 しをん
TOKAGE 特殊遊撃捜査隊 (朝日文庫)TOKAGE 特殊遊撃捜査隊 (朝日文庫)
池井戸さんの「下町ロケット」を読んだ後だったので、あんな風に貸し渋りやら高圧的な態度をとられたら、復讐したくなるほどにくくなるだろうなあ・・とか、新聞記者の人が後輩にイラつきながらもうまく足取りを追って行く過程とか、捜査班の中での対立と信頼関係・・・いろんな人に感情移入しながら読み勧めることができて面白かったです。肝心のTOKAGEの活躍があまりなかった気がしますが・・・。話の流れや文章がテンポよくてぐいぐいと読み進められました。続編に手を出すかは検討中です・・・。
読了日:09月26日 著者:今野 敏
九月が永遠に続けば (新潮文庫)九月が永遠に続けば (新潮文庫)
いろんな感情が交錯して息苦しいストーリーだったが、文章が鮮やかで場面が浮かんでくるようでぐいぐい引っ張られて読んでしまった。いろんなことの理由が最終的に判らないままだけれど、なぜ惹かれるのか、なぜ嫌悪を覚えるのか、そこに明確に語られる理由なんて無いのだろうな、と、読み終わってから思った。なんとも情念の渦巻く本だった・・・。
読了日:09月21日 著者:沼田 まほかる
下町ロケット下町ロケット
一文一文味わいながらも一気読みだった。佃社長が社員のことを考えながらも自分の想いを叶えたいという葛藤や、技術者としてのプライド、矜持といったものが一文で端的に表現されているシーンが多く、唸りながら読み進められた。特許訴訟やら企業戦略やら、難しい内容なのだけど、そこに、主人公の考え方や登場人物との駆け引きが絡んでくるので逆にわくわくと楽しみながら読めた。読後感は爽快、登場人物の造詣がリアルで、一度会ってみたいなと思わされる人ばかり。今年1番くらいに良い本でした〜
読了日:09月20日 著者:池井戸 潤
科学の扉をノックする (集英社文庫)科学の扉をノックする (集英社文庫)
小川さんの「知りたい」という気持ちと、科学者の「知りたい」という気持ち、それが上手くミックスされて素敵な対談集として本になってました。いつも静謐な小川さんの文章が少しだけ弾んだ調子になっていて、それがまた暖かい魅力になってぐいぐいと読ませられます。どの先生の話もとても魅力的で一人者といわれる方は皆さん本当に情熱を傾けてやってらっしゃるなあ・・・と。それを噛み砕いて解説しているので、理科が苦手でもまったく問題なし。科学者の方自身の魅力を十分に引き出しているのでそちらのほうもとても良かった。
読了日:09月14日 著者:小川 洋子
なぜ君は絶望と闘えたのかなぜ君は絶望と闘えたのか
事件は知っているけれど、その後の動きはまったく知らず。ただ、何かで、本村さんが「僕が笑ってると、家族を殺されても笑ってられるんだと思う人がいる。何年も経ってて生活の中での少しの笑いもしちゃいけないように言われる。そんな風に僕ら被害者はずっと肩身の狭い思いをして生きなくてはいけない、そんな世の中はおかしい」と言っていたのが忘れられずに手に取りました。思ったよりずっと凄絶で辛い本でした。一番辛いのは、本村さんの本当の主張が犯人に届いたのかどうかわからないこと。コメントに続く->
読了日:09月11日 著者:門田 隆将
PRIDE(プライド)―池袋ウエストゲートパーク<10>PRIDE(プライド)―池袋ウエストゲートパーク<10>
読み終わって、あれ、もしかしてこのシリーズ終わりなの?って思いましたが、やっぱり一区切りなのね。ずっと続けていくライフワークのような作品かと思っていたので、かなり残念です。根底に流れるメッセージ「あきらめるな、前を向け、自分を信じろ」は変わらず。相変わらずにやっとさせられたり、ほろっとさせられたりで、とてもまとめ方がうまく、キャラも魅力的。でももうマコトたちも20代半ばなんだなあ、これまでだったら力づくで大怪我する人が出てきて解決だったけど、今回はそうじゃなかったところに少し大人になった彼らを見ました。
読了日:09月08日 著者:石田 衣良
ふむふむ―おしえて、お仕事!ふむふむ―おしえて、お仕事!
しをんさんの興味の赴くままにインタビューをしていった対談集。相手はすべて女性。「そんな苦労が!」「そんな楽しみが!」と、どれもが奥深く楽しいインタビューになっていた。出てくる女性が皆さん個性的で、私もぜひお近づきになって話をいっぱい聞いてみたい!と思うような人ばかりだったなあ。私も、仕事の楽しい部分、ちゃんと見つけていこう。
読了日:09月06日 著者:三浦 しをん
ウエディング・ベルウエディング・ベル
皆さんのコメントにもありますが、もっと勢い良くどーんって行ってくれなきゃ〜!と思いました。児島くんの魅力がずいぶん薄れた感じがします。お父さんとが煮え切らないなら、そこをぐいっ!と児島君が押してくれなきゃ、始まらないじゃないか〜。文章は読みやすいのでぐんぐん読みましたが、"ラブストーリー"と銘打っている割にラブは余り無く、寂しい感じ・・・。続編があるなら、一作目の児島君が戻ってくることを期待します(^^;)
読了日:09月05日 著者:五十嵐 貴久
殺してもいい命---刑事 雪平夏見殺してもいい命---刑事 雪平夏見
前2作は脚本っぽかったけれど、本作はそれがあまりなくなってて読みやすかった。雪平夏見というキャラクターが多角的に描かれていて、ますます彼女が好きになりました。でも、本作は彼女にとっては本当につらい展開だし、それに輪をかけて、子供がとても可哀相・・・。 ところで、筋は追えたんだけど、タイトルの意味はなんだろうか。"フクロウ"の意図もやっぱりよく分からないなあ・・??? それにしても、今回のキーワードは"ストーカー"、執着しすぎるのは本当に怖いものなんだなあ、と思った。
読了日:09月02日 著者:秦 建日子

2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
posted by あーる at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・雑誌 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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