・・・ということで、5/2に、知り合いに薦められていて、どうしても見たかった映画を見てきました。

英国王のスピーチ(原題はKing's Speech)です。
第二次世界大戦前、吃音に悩む皇太子の弟(ヨーク公)が、妻の薦める言語療法士によって克服していく、という史実に基づいた話だそうです。
どっちかというと、この人のお兄さんの「王冠を賭けた恋」の方がもしかしたら世の中では有名なのでは・・・と思われます。もちろん、その辺もばっちり描かれています。
2時間、全く飽きることなく画面に集中〜。いやあ、面白かった!この形容詞があってるのかわからないけど、本当に面白かった。ストーリーとしては淡々としてるし、史実を知ってれば、ふーんって感じなのかもしれないけれど、私的には大満足な映画です。
ヨーク公の生真面目な性格、努力する姿勢、自分の負った宿命への苦悩、どれもがすごく真実味があって胸に迫ってくる感じがあったし、エリザベス女王役のヘレナ・ボナム=カーターが物すごーくチャーミングで素敵な妻で、彼女を見てるのも楽しかったし。
なんと言っても、言語療法士との身分を越えた友情を築いていく過程がすばらしかった。
本筋とは全然関係ないんだけど、ヨーク公が王位を継いだときに、次の継承者は(娘の)エリザベスっていう話が出てきていて、日本の常識に縛られていた私、ちょっと目からうろこ。そうですよね、あちらは普通に長子相続なんですよね。ずいぶん前からそうなんだろうなあ。日本も早くそうなれば良いのになあ。
久々、胸にどーんと残る映画でした。大満足

ところで、以前から気になっているのですが、日本史で卑弥呼は黙殺されていますよね。色々な原因があると思いますが、長子相続にこだわりたいという理由もあるかも?どうなんでしょ?
映画苦手なのですか?じゃあ、DVDででも是非。
卑弥呼が誰であれ、実在したのは確かだと思うのですが、天皇の系譜を正としたいために、うやむやになってるんでしょうねー。
日本の天皇は長男が相続することになってますよね、あれっていつからなんだろう。律令制が整ってから?昔は女性の天皇いたものねー。
本当、日本史苦手で、良くわかりません。